特定保健用食品、体脂肪や整腸に関わる製品の認知度高まる

平成3年度に食品に健康表示を許可するトクホ制度がスタートし、現在、認可製品は、500品目を上回るまでに至っている。このほど、 マーケティング・コミュニケーションズ社が実施した主要18品目についての調査で消費者の認知度や購入状況などが明らかにされた。
機能性食品・飲料としての認知・理解度、サラダ油が75.5%でトップ

トクホ制度により、健康表示が認可された特定保健用食品(トクホ食品)は現在、511品目(平成17年5月30日現在)を数えるまでに至っている。 特定保健用食品は、食品中に含まれる特定の成分が、試験管から動物やヒトに及ぶ様々な試験等によって健康の維持増進に役立つことが科学的に証明された食品で、 整腸、コレステロール、血糖値、中性脂肪、歯の健康などについての11項目の健康表示が認められている。

先頃、マーケティング・コミュニケーションズ社では、特定保健用食品や機能性飲料・食品の市場での動きが顕著な商品18品目に関して、消費者の認知度や購入状況等について調査を行った。18品目については、以下の通り。
1.バター・マーガリン 2.マヨネーズ 3.ドレッシング 4.サラダ油 5.お酢 6.肉加工食品(ハンバーグやミートボール等) 7.魚加工食品(かまぼこやちくわ等) 8.たまご 9.納豆 10.インスタント麺(カップ麺・ふくろ麺) 11.ヨーグルト 12.牛乳 13.乳酸菌飲料 14.ミネラルウォーター 15.お茶系飲料(茶葉ではなく飲料形態のもの) 16.飴 17.ガム 18.クッキー・米菓。

アンケートに寄せられた回答数は2519。この中で、機能性食品・飲料としての認知・理解度については、トップがサラダ油で75.5%、次いでヨーグルト(73.5%)、乳酸菌飲料(69.4%)、お茶系飲料(69.0%)、マヨネーズ(67.2%)となった。

また、実際に購入したことがある商品については、トップがお茶系飲料で47.4%、 次いでサラダ油(45.7%)、乳酸菌飲料(44.2%)、ドレッシング(36.2%)、マヨネーズ(35.5%)となった。

さらに、リピート率について、愛用購入している割合が高い順では、トップがサラダ油で20.6%、次いでガム(16.7%)、乳酸菌飲料(16.5%)、マヨネーズ(12.8%)、ドレッシング(12.5%) となった。

この他、現在、健康を維持するうえで気を使っていることでは、「体脂肪を減らす」がトップで46.3%、次いで「歯の健康」42.1%、「便秘を解消する」34.5%であることが判った。


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