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 厚生労働省が「平成17年度 人口動態統計の年間推計」を発表
 死因のトップは引き続き「がん」で、増加傾向



厚生労働省は、平成18年12月22日、「平成17年度 人口動態統計の年間推計」を発表した。

この中の死因順位別死亡数によれば、死因のベスト3は、1位が悪性新生物(がん)で324,000人、2位は心疾患(171,000人)、3位は脳血管疾患(132,000人)となっている(いずれも推定値)。

これを前年比で見ると、それぞれ101.3%、107.1%、102.3%となっており、がんが一番低いものの、年々増えていることには変わりない。

17年の数字を26年前(1980年)と比較すると、心疾患(105.7%)、脳血管疾患(106.9%)が1桁増加しているのに対し、がんは199.6%と約2倍に増えていることが注目される。

中国でも、がんによる死亡者が急増しているということが明らかになった。北京大学の金教授の発表によれば、中国では現在胃がんは肺がん、肝臓がんに次いで発病率は3位であるが、胃がんの罹患率と死亡率は世界水準の2倍以上であるという。

金教授はまた、患者が若年化していることも指摘している。2005年の中国の胃がんの罹患者は全国で40万人。死亡者は30万人に達していると言う。

がん全体の死亡者は、全国で760万人になるという。発がんの原因として、環境汚染と生活習慣が指摘されている。とくに農村部では、食習慣の変化と飲酒・喫煙が主な原因と見られている。

このように、がんによる死者が日本や中国で増え続けているのに対し、先日アメリカでがんによる死者が2年連続減少、という驚くべき結果が発表された。全米がん協会が最新の統計として発表したもので、これによると、アメリカのがんによる死者数は、2003年では前年より369人、2004年は前年より3,014人減少したという。

同協会では、「一時的な減少ではなく、傾向としてはっきり表れた。喫煙者の減少と治療の向上が主な原因」と結論づけている。部位別で見ると、大腸がんを筆頭に、肺がん、乳がん、前立腺がんなどは減少の傾向にあるが、一方で女性の肺がんだけが増えているのが特徴であるとしている。

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