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 EPA(イコサペンタエン酸)

 胎児の発育に必須、ω-3系脂肪酸

 うつ病など精神障害にも関与

EPA(イコサペンタエン酸)はDHA(ドコサヘキサエン酸)と同じ、必須脂肪酸のω-3系脂肪酸。サケ、マグロ、ニシン、タラ、サバなど寒冷の海に棲む魚に多く含まれます。ω-3系脂肪酸は、胎児や新生児の成長・発達、特に認識力や視覚機能の発達に大きな役割を果たします。

脳細胞の70%は胎児のうちに発達すると考えられていますが、胎児から生後18週くらいの間にω-3系脂肪酸の供給が重要とされています。胎児のうちは母親の体内から、生後は母乳からω-3系脂肪酸が受け継がれます。

ω-3系脂肪酸と精神障害との関連も報告されています。うつ病患者のω-3系脂肪酸の血中濃度は低く、魚オイルを与えると、症状の回復が見られることが報告されています。分娩後の女性のうつ病もω-3系脂肪酸の欠乏が原因と指摘する研究もあり、特に母乳を与えている母親には補給が必要とされます。

心疾患への有用性も報告されています。ハーバード大学の研究者らが、40歳から84歳までの男性医師2万551人を対象に調査したところ、週に少なくとも1回魚を食べている者は心臓発作などの突然死の危険性が52%低下したと報告しています(Journal of the American Medical Association誌'98/1月号)。American Heart Association(米国心臓病協会)では、週2〜3回魚料理を食べるよう薦めています。

また、英国ウエールズ大学の研究者らの心臓発作から回復した2千33人を対象にした2年間におよぶ調査結果で、油分の多い魚を週に2皿ほど食べた場合、死亡率が23%減少したという研究報告もあります(British Medical Journal誌'99/10月号)。

この他、コレステロール低下作用について、米国の健康研究機関のMayo Clinicが、生活スタイルは似通っているが食生活が全く違うアフリカの二村(40マイル離れており、それぞれ野菜中心か、魚中心の生活)を調べたところ、魚中心の村のほうが野菜中心の村に比べ、コレステロール値が低かったことを報告しています。

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