パーフェクトフード、納豆の健康効果をアピール
平成17年7月5日(火)、東京・赤坂プリンスホテルで「『納豆の日』記念・納豆クィーン&納豆キング表彰式」(主催:全国納豆協同組合連合会)が行われた。当日、須見洋行教授(倉敷芸術科学大学生命科学部)が「納豆のスゴイ健康効果」と題して講演。「納豆クィーン」には歌手の華原朋美さん、「納豆キング」には俳優の谷原章介さんが選れ、表彰された。
300種類の食品の中で血栓溶解酵素を持つのは納豆だけ

「納豆の日」は、1975年(昭和50年)より関西納豆協同組合連合会が定めていたもので、1994年(平成6年)以降は、全国納豆協同組合連合会が、毎年7月10日を「納豆の日」とし、納豆の消費拡大をテーマに、全国規模のキャンペーンを行っている。

当日、「納豆のスゴイ健康効果」と題して、須見洋行教授(倉敷芸術科学大学生命科学部生命科学科)が講演。納豆の機能性について、「納豆には血栓溶解酵素がある。300種類の食品の中で納豆だけが持っていることがわかった」と述べ、長時間にわたり血栓溶解作用があることを報告。O-157やピロリ菌への強い抗菌作用についても言及した。

また、納豆に含まれるビタミンK2について、「他の食べ物には含まれていない。骨粗しょう症の人はK2が足りない」と指摘。さらに、納豆を摂ることで乳酸菌が増加すること、含まれるジピコリン酸に強力な血小板凝集抑制作用があることなど述べた。

同連合会では、「納豆に関するアンケート」を全国の男女約2000人を対象に2005年3月にwebリサーチを行っているが、それによると、 「健康に良いと思われる食材」では、納豆が86.0%でトップ、次いで緑茶83.6%、ヨーグルト78.1%となっている。

また、「納豆の効果についての認知」では、「整腸作用がある」がトップで50.5%、次いで「血栓症を予防」が42.3%、「コレステロールを抑制」37.4%、「抗菌・殺菌効果がある」36.0%となっている。

後半の表彰式では、「納豆クィーン」に選ばれた華原朋美さんが、「朝必ず納豆が食卓に並んでいました。1日1回は必ず食べるように心がけています。 納豆の種類がいろいろありますが、大きいものから小さいものまでたくさん食べます。ネギを混ぜたり、夏バテ防止に梅干しを混ぜたりして食べます」と受賞の喜びを語った。

また、「納豆キング」に選ばれた谷原章介さんは、「欧米では日本の食事の持っている力が注目されていると聞きます。僕自身は芸能の世界で不健康 な生活になりがちなので日々、納豆を食べるようにしています。皆様も納豆を食べて いただいて納豆の糸のように末長く長生きして欲しい」と述べた。

「納豆クィーン」は、これまでに女優の菊川怜さん、上戸彩さん、佐藤藍子さんが受賞。また、「納豆キング」は俳優の永井 大さんが受賞し、納豆食推進のイメージリーダーとして貢献している。


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