パンについては「食パン、コッペパン、乾パン、プランスパン、ライ麦パン、ぶどうパン、ロールパン、クロワッサン、イングリッシュマフィン、ナン、ベーグル」までが主食扱い。
「揚げパン(給食)、あんぱん、カレーパン、クリームパン、ジャムパン、チョココロネ、メロンパン、デニッシュ、ドーナツ」は菓子類のため、主食にはならない。
「食文化」を調べることに役立つ
食品成分表は「食文化」を調べることにも役立つ。例えば「関西風」と「関東風」では「濃口醤油」「薄口醤油」の違いがある。
さらに、魚や肉は品種、生育環境(天然か養殖かなど)、部位などによって栄養素やカロリーが異なる。
そのため、それぞれを細分化して収載することで、どのような食べ方をするのが望ましいか、自分のライフスタイルや食の嗜好に合った食べ方とはどんな食材を利用すれば良いかなどがわかる。
科学的根拠に基づく食育を実践
また、食品成分表は「調理方法」を考えるのにも役立つ。例えば青菜類や茹でた後に冷水で冷やして絞るため、調理の前後で重量や栄養素に変化が起こる。
成分表には両方が掲載されているため、食材と調理法によりどれくらいの成分損失があるかを確認することができる。
最新の食品成分表を見ると、日本の食の現状がわかり、科学的根拠に基づく食育を実践することができるようになっている。
食品を選び、どのように調理し、どのように盛り付けると良いのか、食品成分表を見れば誰でも理解できるようになっている。書籍としても複数の出版社から出ているので、自分にとって使いやすいものを購入し利用してみてほしいと話した。
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