和方医学研究所は長年中国湖南省に拠点を持ち、グローバルに事業展開を行う原料メーカー、オーロピュアライフサイエンス社とパートナーシップ契約を結んでいる。
オーロピュアライフサイエンス社は世界中の健康エキスポに出展しており、村田氏も毎年世界各国で開催されるエキスポに参加している。そこで今年の動向について最新の情報を紹介した。
アメリカの現状、コロナ対策サプリ
アメリカでは「ナチュラルプロダクトエキスポ」が最大の健康エキスポである。
入場料が日本と比べて倍以上するが、アメリカは国土が広いという特性上、このエキスポである程度商談をまとめる必要がある。
そのためブースにいる人も訪れる人も決裁権がある人がほとんどで、必ず何らかの成果につながるエキスポになっている。しかし、今年はコロナの影響で開催が中止となった。
アメリカでは日本の100倍以上のコロナ感染者が出ているが、その影響で現在「オリーブエキス」や「エキナセアサプリメント」が飛ぶように売れている。
また「オウギサプリメント」にも注目が集まっているが、日本では知名度が低く「専ら医薬品」として分類されているため一般的に使用することができない。
しかし漢方では20処方くらいに含まれている主要成分で、マクロファージ活性による免疫強化作用、腎臓保護作用などのエビデンスが出ている。
他にも「ローズマリー」や含まれる成分の「カルノシン酸」「ロズマリン酸」「ウルソール酸」にも注目が集まり、これらによるコロナ対策の効果等についての研究も米国で開始されている。
また、ヨーロッパやオセアニア諸国でも今年は健康関連エキスポが軒並み中止になった。
動向としては、ヨーロッパやオセアニアでは古くから健康目的で利用されているオリーブの人気が再燃しており、一般の人がコロナ対策で利用しているという。
中国の現状、免疫への高い関心
中国ではエキスポの中止はなく延期されており、直近では来月大きなエキスポの開催が予定されている。コロナの感染拡大は現状落ち着いているが、人々の抗ウイルスや免疫に対する意識は依然として高い。
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