A サスティナブルニュートリション
日本でもサスティナブルな商品が増え、人気も高まってきている。プラスティック等の廃棄物の削減、企業としてより社会的責任を果たす姿勢が求められている。
消費者はよりサスティナブルな製品を購入することで自分たちが健康になるだけでなく、社会に貢献したいと考えるようになっている。SDGsなどを考慮した購買をすることが正しい消費だと理解しつつある。
戦略的に食品を摂取
B ターゲットニュートリション
これまで製薬や医学に独占されていた栄養素が食品の分野に降りてきている。例えば睡眠の問題を解決する成分やストレスを緩和する成分が食品中に含まれている。
それらの成分が医療品としてではなく私たち消費者が個人の判断で選び摂ることができるようになっている。それぞれの悩みなどにターゲットを絞り解決策を提案するような商品設計が求められているのではないか。
C ライフステージニュートリション
高齢化は日本だけでなく世界各国で進んでいるが、その分、個人の人生は多様化している。アクティブなシニア世代もいれば、余暇を楽しんでいるシニアもいる。
ストレスフルな世代は現役世代だけでなく、若者も同様だ。このように多様化する世代のニーズに寄りそう食品が求められている。
例えばシニアにターゲットを絞ったスポーツニュートリションや、若者をターゲットにしたブレインフードなど、戦略的に食品を摂取することを提案することが重要だ。
消費者の視線で商品やサービスを開発
D ナチュラルニュートリション
自然界や生態を守る食品が求められており、企業の透明性やクリーンな製造プロセスを開示することが何よりも重要になってきている。
ナチュラルな原料同士の組み合わせ、ナチュラルな原料にサスティナブルなパッケージなどを加えることで、消費者は自然界への配慮を購入している気持ちになれるのではないか。
E テクノロジーニュートリション
今私たちはスマホを中心に動いていると言っても過言ではない。スマホを活用し、健康診断と連動したり、個別栄養相談、個別ダイエット相談など、消費者の健康管理をよりパーソナライズして解決することが求められている。
いずれにせよ、これまでのようにいかに魅力的な商品を作るかという商品ありきの話ではなく、あくまで消費者主体、消費者の視線で商品やサービスを開発すること。
そして医薬や制約ではなく栄養で解決することが求められており、その実現の成功が他者との差別化や新たなトレンドにつながるのではないか、とまとめた。
・