有力企業が健康食品に関わる最新情報を発信
平成20年4月16日(水)・17日(木)の両日、東京国際フォーラムで「SUPPLYEXPO(健食原料・素材・OEM展2008)が開催された。(主催:ヘルスビジネスマガジン社)
エビデンスに基づいた健康食品の原料・素材と委託加工に的を絞って毎年この時期に開催されるこのビジネストレードショー。今年も、多くの有力企業が参加した。
セミナーでは、法規制やメタボリックシンドローム関連の市場動向、海外の最新情報などが好評
会期中、今年も多くの各界専門家によるセミナーが開催された。「健康食品――世界の法規制と最新マーケット情報」をメインテーマに、内容は健康食品の市場動向から、最新素材、行政動向なで多岐にわたったが、とくに法規制、メタボリックシンドロームをめぐる最新の市場動向、海外情報に関するテーマに関心が集まった。
行政、法規制、市場関連では、「政策・法規制が与える健食市場への影響、08年の市場動向を大胆予測」と題してヘルスビジネスマガジン社代表取締役会長・木村忠明氏が講演。法規制に関しては、この業界を代表する二人の専門家がタイムリーなテーマで解説した。
薬事法・健康増進法研究会代表・山本浩二氏は、「4・13事務連絡による暗示表現の規制と実務上の留意点および都試買調査等による最近の健食広告不適切表現例」、薬事法問題研究会コーディネーター・加藤嘉昭氏は、「健食の製造・販売に関する法令入門講座「薬事法」「景表法」「特商法」の押さえどころ」と題して講演した。
このほかでは、メタボリックシンドロームと特定健診・特定保健指導に関連した健康食品をはじめとする健康産業の市場動向などのテーマに人気が集まった。また、企業セミナーも盛況で、参加各社から主力製品に関する最新データなど研究成果のプレゼンテーションが行われた。