米国自然・健康関連素材展「NATURAL PRODUCTS EXPO2002」(2002 3/8〜10)


チュアブル、水溶性など「一般食品的な感覚」がキーワード

3月8日から10日の3日間、カリフォルニア州アナハイムのコンベンションセンターで「NATURAL PRODUCTS EXPO2002(ナチュラル・プロダクツ・エキスポ2002)が開催された。全米で最大規模を誇り、老舗的存在ともいえる同展示会は今年で21回目を迎える。会場にはサプリメント、ハーブ、オーガニック食品、パーソナルケア、健康機器など全米からさまざまな自然・健康関連商材が集まった。

同展示会には今回、2,400ブースが出揃った。全米はもとより世界73カ国からバイヤー、一般来場者含め29,000人が集まった。今年の傾向については「大豆関連の商品が目立ちます。オーガニック食品も根強い人気です。昨年からこうした傾向が強くなっています。それから、サプリメントのような形ではなく、普通の食品タイプでビタミンなどの栄養素を補給したいといった傾向が出てきています」とカンファレンス部門ヴァイス・プレジデント、ケイ・ガザウェイ氏。

展示会では、「チュアブル(噛む)」タイプや水溶性など消費者受けを狙った変わりどころのサプリメントが目を引いた。 小熊の形をした人気の高い子供のおやつに似せたサプリメント、キャラメル感覚で食べられるカルシウムなど栄養補給のための特別な食品ではなく、普通の食品として摂るといった一般食品的な感覚の商品が消費者に好まれている。今後もこうした栄養補給食品はさらに消費者に身近な存在として浸透、大きなシェアを占めていきそうだ。

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