アスタキサンチン、ニガウリなど目立った抗酸化・抗糖尿素材
2002年7月11日・12日の両日、東京流通センターで第5回「機能性食品展2002」(主催:ヘルスビジネスマガジン社 他)が開催された。「機能性食品展」と名称変更をした今回は、およそ80社が参加、それぞれの素材について機能等をアピールした。また、今年度は、末端商品の取り扱い企業やNPO(特定非営利活動法人)も参加した。
今年度の展示会では、健康食品のエビデンスの必要性を十分認識して、自社素材の有効性等について理論武装した企業や、エビデンスによるハイレベルの機能性追求を披露する末端商品メーカー等が、とくに目を引いた。
今回目立ったのは、抗酸化素材と抗糖尿素材の出展が多かったこと。抗酸化素材としては、ピクノジェノール、エンゾジノールといった松樹皮エキスをはじめ、メロン抽出のオキシカイン、アスタキサンチン、ウコン等。抗糖尿素材としては、桑の葉、菊芋、ニガウリ、アロエベラ等に加え、インスリーナ、ポンコレンチ、アオバナエキス等。
また、専門かつ高レベルのセミナーが連日多くの観衆を集めた。現職の参議院議員による特別講演「健康食品をめぐる法改正の全容」をはじめ、東京都監視指導課による薬事法の注意点、さらに厚生労働省新開発食品対策室によるトクホ及び健康食品の表示について等の行政セミナーが行われた。他に、流通セミナー、国際事情セミナー新素材セミナー等でも、熱の入った内容が披露された。
また、企業プレゼンテーションセミナーには、22社が参加。自社素材や商品について、オリジナリティあふれる最新情報が発表された。
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