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 サフラン

 記憶機能、学習能力の改善で期待

 消化器官の機能を促進し、強い痛みや胃の不快を鎮静

サフランは学名をCrocus sativusといい、香りの強い濃いオレンジ色の花をつけます。アラビア原産で、8世紀にはスペイン、そして現在では主にフランス、イタリア、インドなどで栽培されています。

サフランはスパイスとして愛用される他、薬用植物としても人気が高く、特に消化器官の機能を促進し、強い痛みや胃の不快を鎮める働きがあるといわれています。

また、サフランをパウダーにして、炎症などを起こした歯茎に塗ると炎症が抑えられるといわれています。

サフランには、最低30種もの物質が含まれており、中でも活性成分として注目されているのが抗酸化色素のcrocetinとcrocinです。その他、豊富なフラボノイド、ビタミンB2やテルペンなども主な成分です。

マウスを使った研究では、知力障害を起こしたマウスの記憶機能を促進し学習能力を改善したことが確認されています(2000年5月)。 この場合、主に作用したのはcrocetinではなくcrocinだったといわれています。

ラットの酸化ダメージを抑える研究では、crocetinで前治療したラットの肝毒性がかなり抑制されたことが分かったといいます。さらに、ROS(活性酸素種)に誘導されるマロンジアルデヒド(MDA)生成も減少したといいます。

また、がん予防としての機能も研究も進んでおり、メスのラットに発生させた腫瘍増殖を抑え、寿命を45〜120%延ばしたことが報告されています(1999年)。

インドの研究グループが行った研究では、サフランはDNAの損傷や化学療法の副作用で起こる肝臓障害も減少させることが分かったといいます。また、動物実験で、コレステロール値を50%下げたことも報告されています。これは、消費量の高いスペインで心臓病の罹患率が低いこととも関連しているようです。

臨床研究では、深刻な副作用は報告されていませんが、サフランは排出機能を刺激する作用があるため、妊婦は使用しないように忠告されています。 また、多量に摂取するとめまい、嘔吐、血尿、腎臓障害ななどを起こす可能性もあるとされています。

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