実は、抗酸化作用ということでみれば、ワインよりコーヒーのほうが3−4倍も強い。つまり、アンチエイジングについては、ワインの抗酸化作用というより、チーズに多く含まれるポリアミンという物質が深く関与しているという。
ポリアミンは大豆やキノコ類、とくに発酵食品に多く含まれる。高ポリアミン食である納豆や味噌などの大豆製品を多く摂る日本人は世界でもトップの長寿を誇る。
赤ワインに含まれるレスベラトロール、アルツハイマー疾患の進行予防に有用
では、ワインに抗老化は期待できないのか----。
赤ワインが老化を遅らせるという報告もある。以前、ハーバード大学の研究グループが、
赤ワイン等に含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロール(ブドウを
カビから防ぐ)は細胞の寿命を70%増大させると発表している。
実験室の研究で、レスベラトロールがDNAの安定性を高め、老化を遅らせる酵素を活性化させていることが判ったという。