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トルコのHarran University研究者グループによるもので、健常被験者44人(平均年齢33歳)に通常の食事か、1日の総コレステロールの20%がピスタチオナッツから摂取する食事のどちらかを与えたところ、3週間後、ピスタチオグループは、総コレステロール値が12%低下、HDL(「善玉」コレステロール)が26%上昇した。また、LDLとHDLの比率も1.82から1.58へと14%下がったという。
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この他、Nutrition'05/9月号では、ナッツ類のクルミがメラトニンの重要な供給源になるという記事を
掲載している。University of Texas研究者グループが、ラットにクルミを配合したエサを食べさせ、
配合していないエサを食べたラットと比較したところ、前者のほうが血中のメラトニン濃度が3倍になっていた
ことが分かったという。
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メラトニンは、米国でブームとなり、日本でも一時期、若返りホルモンとして大々的に
紹介されたが、化学的な合成ホルモンの使用が認められず、市場形成に至ら
なかったという経緯がある。
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