この他、マグネシウムについては、子どもの肺機能に深く関わるという報告もある(American Journal of Epidemiology誌)。
南カリフォルニア大学の研究グループが、1998−99年に南カリフォルニアの学校に
通学する11歳から19歳の2,566人を対象に、食生活につい
てヒアリング調査を行い、呼気量や肺活量を計測したところ、マグネシウム摂取が最も低
い女子グループは高いグループに比べ、呼気量が少なく肺活量は75%だったという。
また、マグネシウムについては、イギリスの研究者グループが慢性疲労症候群(CFS)との関連性を調べた結果を発表している。それによるとCFS患者32人のうち15人にマグネシウムを、17人に偽薬を与えたところ、マグネシウムグループではエネルギーレベルが上昇、感情の状態や痛みの緩和などの報告があったという。
注意力欠如障害(ADD)に関する研究も行われている。多動障害を示す4歳から13歳までの50人を調べたところ、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄分、カルシウム濃度が低いことが分かっている。
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