赤ワインに含まれるポリフェノール、アルツハイマー病
予防に貢献
この他、ワインもアルツハイマー疾患の進行予防に役立つことが報告されている
(The Journal of Biological Chemistry誌)。
Litwin-Zucker Research Center for the Study of Alzheimer's Disease and
Memory Disordersの研究者グループによるもので、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールは、アルツ
ハイマー病患者の脳内に見られるβアミロイド蛋白の生成を止めはしないが、分解
を促進し、しかも他の抗酸化剤の中では作用が群を抜いていたという。
また、ニューヨークの研究グループが、1991〜1996年、マンハッタン在住
の高齢者980人のデータを分析したところ。4年間の追跡研究期間で、260人が痴呆症
を発症、うち199例がアルツハイマー疾患で、61例は卒中原因の痴呆症だったが、ワインを全く飲まないグループに比べ、1日3杯飲んだグループは
アルツハイマー疾患の危険性が45%減少していることが分かったと報告している。