米国で女性の乳がん罹患は1980年から増え続け、90年代以降は増加はゆるやかになったものの、依然罹患率のトップで、既存医療に代替医療を加える患者が増えている。
ちなみに、米国中西部にある大学医療センターが乳がんで通院する112人の患者を対象に調べたところ、最も利用者の多かった代替医療が「祈り」で76%、「エクソサイズ」が38%、「スピリチュアル・ヒーリング」が29%。ほかに、「メガビタミン服用」「イメージ療法」「ハーブ」「リラクゼーション」「ダイエット」「ホメオパシー」「エネルギー・ヒーリング」「マッサージ」などが併用されていたという。
「ハーブ」では、更年期障害や自律神経の失調など女性特有の疾患に有用といわれるブラックコホッシュが、乳がん治療剤と相互作用を起こす危険性があると指摘され、使用の際の注意が促されている。
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