Alzheimer's Foundation of Californiaが支援して行われた研究では、人間の70歳に相当するラットにケイ素の欠乏したエサを毎日与えたところ、脳にアルミニウムの蓄積が起こったが、その後ケイ素を豊富に与えたところアルミニウムの濃度が目に見えて下がったという。
最近も、Food and Chemical Toxicology誌07/12月号が、ビールに含まれるケイ素がアルツハイマー病予防に役立つという研究を掲載している。
University of Alcala研究者グループがマウスを、1)飲み水に硝酸アルミニウム、2) 飲み水に硝酸アルミニウム+市販のビール(アルコール分5.5%)2.5ml/週、3) 飲み水に硝酸アルミニウム+ケイ酸溶液2.5ml/週、4) 飲み水にアルミニウムを含まない、4グループに分けた。
3ヵ月後、ビール、ケイ酸溶液のどちらからでもケイ素を摂取したグループは、血中のアルミニウム値が著しく低下し、体外へのアルミニウム排泄量が多くなったことが分かったという。
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