最近の報告では、緑黄色野菜などに多く含まれるカロチノイド色素が喫煙者の乳がん予防にも有用であることが、European Journal of Cancer誌10/2月号に掲載されている。
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スウェーデンの研究者グループによるもので、Swedish Mammography Cohortに参加した女性36,664人を対象に、カロテン摂取と乳がんリスクとの関連性を検討した。経過観察期間は9.4年(期間中、1,008例が乳がんと診断)。
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結果、喫煙者群においてαカロテンおよびβカロテン摂取と乳がんリスクには著明な関連性が認められた。αカロテンおよびβカロテン摂取を増大すると、リスクが60%低下することが分ったという。
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