最近の報告でも、乳酸菌など腸内有用菌が皮膚疾患の予防に役立つという報告が、New York Academy of Sciencesシンポジウム(2010/6)で発表されている。
Department of Pediatrics、Lviv National Medical University研究者グループによるもので、1〜3歳の幼児90例を、プロバイオティクス投与群(DDS-1乳酸菌+フラクトオリゴ糖を含むビフィズス菌UABLA-12、計10bn CFU/g)またはプラセボ群に分けた。
4週間の経過観察後、アトピー性皮膚炎を評価するSCORAD指数で査定した結果、両群とも改善が見られたが、8週間後に評価したところ、SCORADスコアの低下率はプロバイオティクス群で34%、プラセボ群は19%だったという。