冬季における投与1カ月では、ノロウイルス胃腸炎発症率に有意差は見られなかったが、胃腸炎発症後の発熱(37℃以上)期間に、投与群は平均1-5日、非投与群は2-9日で、投与群の方が有意に短かったことが認められたという。
また、プロバイオティクスは大腸疾患患者の症状軽減に有望であることも報告されている。Journal of Clinical Gastroenterology誌11/5月号に掲載された記事によると、University of North Carolina研究者グループが、平均年齢37歳の便秘症状のない機能性腸疾患患者60例(72%が女性)を対象に、ラクトバチルス・アシドフィラスNCFM(L-NCFM)菌とビフィドバクテリウム・ラクティス菌Bi-07を用いた試験を行った。
被験者には、L-NCFMおよびBi-07を2000億cfu/日か、プラセボのどちらかを8週間継続して与えた。結果、被験者の自己評価で、プロバイオティクス投与群では腹部膨満感が15%減少したことが分かったという。
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