葉酸が小児の言語スキルの改善に役立つことも報告されている(Journal of the American Medical Association誌2011/10月号)。Norwegian Institute of Public Health研究者グループが、2008年にノルウェー人小児38,954人(男児19,956人、女児18,998人)を対象に行った研究結果を分析。小児の母親は妊娠4週間前から妊娠8週間後まで通常のサプリメントおよび葉酸サプリメントを摂取した。
分析の結果、38,954人中204人に重度の言語遅延が認められたが、母親が妊娠時期にサプリメントを摂取しなかった小児の0.9%に重度の言語遅延があった。また、葉酸を含まないサプリメントを摂取した母親の小児にも同様の結果がみられた。一方、母親が葉酸を摂取した小児で、重度言語遅延が認められた割合は0.4%だったという。
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