有害な重金属や有機化合物が人間の自己治癒力に関係しているということに気がつき、それらが体内に残ったままではうまくいかない、足し算だけでなく、引き算も必要と思うようになった」と述べ、食品やワクチンに含まれる水銀などの重金属を排泄することで自閉症や多動障害の改善に繋がった例を挙げた。
サプリメントの安全性、薬剤との相互作用など常に留意が必要
富永氏は、産婦人科医の立場から、サプリメントによる副作用や自身が医療現場で用いてきたドクターズサプリメントの相互作用の一例を紹介。「欧米では消費者が主体になって代替・補完療法を発展させてきた流れがある。我々は、消費者の立場に視線を置いて、安全性ということを常に考えていかなければいけない」と述べた。
また丹羽氏は、漢方を基本にビタミンCなど用いた治療がアトピー性皮膚炎の改善に有効性を示したとして、20数年におよぶ自身の研究成果を披露。「ビタミンCをうまく使うか使わないかによって臨床的な効果が明確に出る。ビタミンCはアトピー性皮膚炎に必須な治療法」と述べた。
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