非イオン化カルシウム、「生体磁気」を保ち、病気を遠ざける

2009年10月18日(日)、(財)東京中小企業振興公社(東京・秋葉原)で、「カルシウムセミナー」が開催された。「警告!カルシウム不足」などの著書で知られる弘漢療法院(札幌市厚別区)の川村昇山院長による講演では、最近話題の「線維筋痛症(せんいきんつうしょう)」が取り上げられ、参加者の関心が寄せられた。

病気は、「生体磁気の異常」で起きる

「私は事故でもない限り150歳まで生きます。人生まだ半分過ぎたくらいですよ」。現在82歳の川村氏は冒頭そう述べ、「病気とは、生体磁気の異常」と定義した。

「生体磁気」とはどういうものか----。
人が地上に立っていられるのは、重力のおかげだけではない。人の骨には磁気があり(骨を構成するカルシウムに磁気がある)、人体は磁石のようにN極とS極を成す。地球の中心はS極で、地球という磁石の牽引力により、人は地上で立つことができる。
つまり、「私たちの体内の生体磁気を正常に保つことができれば、エネルギーに満ちた健康な状態でいられる」と川村氏。カルシウムが、そのキーとなるという。

天然の風化カルシウムが「生体磁気の異常」を正す

集中力の欠如、躁鬱、不眠、頻尿、生理不順、ドライアイ、耳鳴り、動脈硬化、顔面神経痛、膝関節痛、歩行困難、筋肉疲労・・・。近年、こうした異常症状が人々の間で蔓延している。川村氏は20年に及ぶ臨床研究で、これらの症状は全身におよぶカルシウム不足からくる生体磁気の異常がもたらした線維筋痛症、と指摘する。

となると、現代人は先ずカルシウム補給に努めるべきだが、カルシウムであれば何でも良いというわけではない。本来、私たちが摂らなければならないのは、イオン化されたカルシウムではなく、自然の非イオン化カルシウムだが、市場には意外と少ない。現在、医師の扱う医薬品の中にも、良質な非イオン化カルシウムがない、と川村氏は警告する。

イオン化されたカルシウムの弊害とは何か。川村氏によると、イオン化カルシウムは体内で吸収されず、増加すると線維筋痛症を招く。カルシウム補給には、良質な非イオン化の天然カルシウムが最善という。天然の風化カルシウムは、免疫力の恒常性を保つソマチットという微生物までも豊富に含むという。

線維筋痛症が出やすい時期とカルシウム不足の時期が一致

また、川村氏は、線維筋痛症が出やすい時期とカルシウム不足の時期が一致している、と指摘する。
とくに更年期の女性や高齢者は日常のストレスなどでカルシウム不足になりがちなため、非イオン化カルシウムを多く摂り、骨を溶かすような食生活を改めることが大切、という。

骨が溶ける原因の一つに、体液の酸性化が挙げられる。砂糖や肉を摂ると体内は酸性に傾くため、これらの食品は昔から「骨泥棒」といわれている。
体液の酸性化は(汚れた血液)の原因にもなる。特に骨盤周辺にが停滞すると血行障害が生じ、万病の元となる。日頃から梅やショウガなどを積極的に摂り、体液を常にアルカリ性に保ち、骨のカルシウム保持に努めることが大切。

健康の秘訣は、「良いカルシウムをしっかり摂り、生体磁気を保ち続ける」こと

講演後、「変形脊椎症で痛み止めを処方されている」という参加者に、変形脊椎症ではなく、線維筋痛症と川村氏。原因不明で完治しないとされている慢性疾患があれば、線維筋痛症の可能性を考えてみた方が良いかもしれない、と答え、「非イオン化の自然のカルシウムをしっかり摂り、体液をアルカリ性に保ち、経絡の流れを整えること。カルシウムが骨に入ると、骨の磁力が強くなり、地球の磁気と共鳴する。磁気を保ち続けることが、健康の秘訣」とアドバイスした。



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