西洋医療の現場では、おとなしい患者ほど損をしかねない
アン・フォンファ氏は1993年、健康診断で発見された乳房のしこりが第一期乳ガンと診断された。しかし、化学物質に強いアレルギーを持つアン氏は、抗がん剤と放射線治療を自らの意思で拒否。
その後、3回の外科手術を行ない、左乳房を切除。以後も、小さな腫瘍が発見されたりと、一進一退を繰り返す。この間、アン氏は補完・代替医療や自然療法、インフォームド・コンセント、セカンド・オピニオンといったことに強く関心を抱き、徹底的な情報収集と実践を行う。
そこでアン氏が得た結論は、西洋医療の現場では、おとなしい患者ほどあらゆる意味で損をし兼ねない、医師の薦める治療法が必ずしも完璧ではないということ。そして、さまざまな治療のメリット・デメリットの情報提供を受ける権利は患者側にあるということであったという。
HPに毎月8〜9万件のアクセス
1994年、アン氏は補完代替医療グループの活動や設立に携わる。1997年にはアニー・アップルシード・プロジェクトを設立、以降、補完代替医療に関連する情報発信や教育、支援などの活動に勢力的に取り組む。
アニー・アップルシード・プロジェクトをスタートさせた際、ホームページは25ページであったが、現在は8000ページを超え、毎月8〜9万件のアクセスがある人気サイトに成長したという。
彼女の発信する豊富な知識と経験、率直な見解、病気に屈しないという前向きな姿勢が多くの患者に勇気を与えている。
新鮮な野菜・フルーツの摂取を推奨
現在、彼女が提唱する「自然の方法でガンのリスクを軽減させる」方法とは、新鮮な野菜・フルーツを積極的に摂る、適度な運動、心身のリラックス、そして体内浄化(デトックス)とサプリメントである。
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