こうしたことから、バイオブランは生活習慣病やガン予防、老化予防や動脈硬化予防につながるという。
また、近年増加しているアレルギー疾患についても、バイオブランが補助として役立つのではないかと述べた。
バイオブランの最新研究動向
大和薬品梶@研究開発部部長 加藤 久宜 氏
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バイオブランの注目すべき点は、NK細胞の活性ばかりでなく、T細胞やB細胞などの免疫機能全体を賦活する点であると加藤氏。NK細胞が活性化されると体内で二次活性が起こり、免疫系全体の好循環が起こると解説した。
バイオブラン投与で、免疫調整で重要な役割を果たす樹状細胞の活性がみられるが、バイオブランの摂取濃度が高くなるほど活性の高まりが認められるという。
また、バイオブランのマクロファージ活性についても、抗ガン作用が認められているフィチンやフィチン酸よりも高いというエビデンスがある。バイオブランは、分子が小さく腸管で吸収されるため、リンパ球と接して免疫系に積極的に働くというメリットがあり、まさに免疫作用の主役ともいえると加藤氏。
バイオブランのガン細胞の増殖抑制効果、抗ウイルス効果、免疫増強効果、さらに免疫調整作用について、今後ますます新たなエビデンスが期待されるとまとめた。
バイオブラン使用、現場からの報告
薬局の現場から、2名の薬剤師によるバイオブラン使用報告が行われた。
子宮内の高度異形成と診断された40代の女性で、バイオブランを1日に500mg〜1000mg、3ヶ月間摂取して手術に臨んだところ、術後の病理検査結果では、高度異形成ではなかったという診断を受けたというケースがあったという。
また、乳ガン患者の女性が、術後、放射線治療を続けていたが、平行してバイオブランを1日1000mg摂取したところ、抗がん剤、放射線治療を受けても白血球数が1400〜1500をキープ、体力にも影響がなく健康的な日常生活を送れている、という事例も報告された。
また、老人性色素班(シミ)の改善で、腕のシミや目の周りのシミなどが薄くなった、消えたという声も寄せられているという。
この他、不安症の軽減や成長期の子どもの精神バランスの改善などの事例も報告された。
ペットの健康でも、白血病を患った猫にバイオブランを2年間摂取させたところ、白血病が完治したという事例が紹介された。
最後にディスカッションが行なわれ、数多い健康食品のなかでも、バイオブランが特に優れている点は一体何なのか、ゴーナム氏が次のようにまとめた。
バイオブランと他の健康食品の違いは耐性の違い。他の製品は摂り続けて1〜2ヶ月すると耐性を示し、効果が薄れるが、バイオブランは5年間毎日摂取しても、NK細胞などの数値は高いままで継続されるか、上向きに推移していく。こうしたバイオブランの持続性と耐性の差は、他の健康食品にはみられない大きな違いである。