健康食品については否定的であった
現在、多くの患者さんが健康食品を利用しているが、そもそも白川氏は健康食品については非常に否定的であったという。何よりエビデンスが重要だが、患者さんの多くが健康食品や健康法を求めており、止めろともいえない状況にあったという。
そうした中、鹿児島産の天然水に出合い、良質な水を飲むことで白川氏に変化が生じた。それから自身の治療方法や方針を見直すようになったという。
白川氏はアレルギーの研究者だが、今ではがんの研究にフィールドを移している。がんの三大治療である手術療法、化学(薬物)療法、放射線療法は決定的なものではない。それをどうすればよいか考えるようになったという。
腸内環境の改善や温熱療法で免疫を高める
現在、白川氏が会長を務める「統合医学健康増進会」では、がんに有用なものとして3つ考えている。1つが免疫を高めること。そのために腸内環境を整えるという理論は間違いないという。
腸内環境を改善する善玉菌は確かに存在し、それが腸内に十分存在することで免疫が高いレベルで保たれるという。
2つ目が温熱療法。人間は体温が36度以下になると免疫が低下する。そのため、温灸や遠赤外線や岩盤浴といった方法で体温を上げることは免疫を高めることにつながる。
そして3つ目が栄養療法。特にミネラル豊富な素材を摂ることが体内の酵素活性につながり活性酸素の除去に役立つという。
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