「補給できる」成分について、その成分含有量が「高い」場合、「豊富」「高」「たっぷり」「リッチ」といった言葉を使用することができる。また、含む場合は「含有」「しっかり」「入り」「使用」「添加」といった言葉を使用することができる。
この他、基準より強化されている場合は、「強化」「増」「アップ」「プラス」なども使用可能なワードになる。
逆に「適切な摂取ができる」成分について、その成分を含まない場合は「ノン」「無」「ゼロ」「レス」といった言葉が使用できる。また、低い場合は「低」「控えめ」「小」「ライト」などの言葉を使用できる。この他、基準より低減されて場合は「減」「オフ」「カット」といったワードも使用が可能。
機能性表示以外でも強調表示が可
つまり、決められた27種の栄養成分については強調表示の基準が設けられていて(2015年4月に最新版が発表)、自社商品を決められた分析方法で分析した結果、得られた値が基準値を満たしていれば、強調表示が可能になる(ただし、強調表示をする場合は含有量も必ず記載する必要がある)。
この4月に「たっぷり」などと強調する場合の基準値が変更になっている。すでに強調表示をしている製品については新たに決められた基準値に準じているか調べ、必要があれば2020年までに表示を変える必要がある。
27種のほとんどの成分で基準値が見直されたが、例えばたんぱく質などは基準値が増加したがカルシウムは減少するなど、成分によって変更の度合いも違うため注意が必要となる。
第三者機関を有効に活用し、機能性表示以外の強調表示で新たな差別化、付加価値の添付について検討してみるのもよいのではないかとした。
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