美肌効果を訴求する成分
アンチエイジング市場の拡大とともに植物由来のセラミドの需要が高まっている。中でもニップンが提供するグルコシルセラミドは、これまでの研究で「皮膚保湿効果」「アトピー性皮膚炎緩和作用」「免疫賦活作用」「大腸腺腫誘発抑制効果」「美白効果」など複数の作用が認められているという。
美肌効果を訴求する成分として、セラミドの他にコラーゲンやヒアルロン酸がある。コラーゲンの1日あたりの摂取目安量は1〜10mgだが、植物性グルコシルセラミドは1日あたりの摂取目安量がわずか1〜2mgで、継続しやすいことも人気の一つになっているという。
植物性セラミドを提供する原料メーカーは現在国内に10社以上あるが、メーカーごとに精製度や純度など大きく異なる。
そのため、自社商品の原料として植物性セラミドを選択する場合は「純度」「精製度」「何由来か」の他に「熱安定性」「pH安定性」なども十分に比較検討し、製品に適したセラミドを選択することが重要という。
亜麻仁油の50%はαリノレン酸
また、セラミドとともに人気を集めている成分が「アマニ」。アマニ(亜麻仁)とは、亜麻科植物の種子(英名:フラックスシード)で、日本では主に北海道などの寒冷地で育つ。
これまでアマニは繊維素材(リネン)として、あるいはオイル(木材用ワックス)など生活に密着した利用法が主であった。しかしここ数年の健康ブームでアマニそのものの機能性に注目が集まっている。
アマニの成分組成を調べると、40%が脂質だが、この脂質はαリノレン酸(=オメガ3脂肪酸)で、他にたんぱく質が20%、リグナンが1%、食物繊維(水溶性/不溶性ともに)が28%という構成になっている。
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