世界で約1億8500万人がC型肝炎に罹患
バイオブランは私たちに明るい光を与えてくれる素晴らしい商品である。バイオブランと出合った25年前、初めてマウスで実験を行った際、2日でマウスの免疫系が著しく良くなったことに大変驚いた。しかも何度実験しても同じ良い結果で、この驚きのとりことなり今も実験を繰り返している。バイオブランに対する驚嘆の気持ちは今も継続している、とゴーナム氏。
以下、ゴーナム氏はバイオブランのC型肝炎への有用性について次のように報告した。
バイオブランの優れた機能性については、すでにいくつも知見がある。しかし、C型肝炎にも効果があるというのは非常に驚きであった。肝臓は体の要となる重要な臓器だが、C型肝炎ウイルスはこの肝臓を攻撃し破壊してしまう。
世界でこの恐ろしい疾病に罹患している人が約1億8500万人もいる。人口の4%以上にC型肝炎の発症が見られるのが、モンゴルやパキスタンなど。実はエジプトが最も多く、人口の15%にC型肝炎が見られる。
C型肝炎ウイルスに感染した後の経過としては、慢性肝炎から、肝硬変に、そしてそのまま亡くなる場合もあれば、肝細胞がんとなって死に至るケースもある。
バイオブラン、肝炎に対し拮抗作用
いずれにせよこの病気については多くの医師が頭を抱えている。この40年の主要な治療法としては抗ウイルス薬のインターフェロンを投与するという方法であった。
今年、「サバルディ」という新たな抗ウイルス約がFDA(米国食品医薬品局)より発表された。「インターフェロン」の約1万ドルに対し「サバルディ」は8万ドルと非常に高額で、途上国では医療費が深刻な状態となっている。
そこで、バイオブランにC型肝炎ウイルスに対する有効性がないか研究するに至った。
結論から言うと、バイオブランが肝炎に対し拮抗作用を持つことが明らかとなった。試験デザインとしては18年前に行った「バイオブランのHIV-1型に対する研究」のデザインをベースにし、カイロ大学の協力も得て行った。
バイオブラン、低コストで健康状態も良好
具体的な試験内容は次の通りである。
39名のC型肝炎の患者を17名と22名の2群に無作為で分類。バイオブラン単独投与群(1日1g経口投与)とインターフェロン+リバビリン(抗ウイルス薬)投与群に分け、3ヶ月後に経過を測定した。
その結果、バイオブラン単独投与群については統計的優位差を持ってウイルス負荷量が減少し、有効と判定された。一方、コントロール群であるインターフェロン+リバビリン投与群も、統計的優位差を持ってウイルス負荷量が減少した。
しかし、それぞれ毒性について調べたところ、バイオブラン単独投与群は健康状態が良好であったのに対し、コントロール群は発熱、貧血、頭痛、疲労感といった毒性が示された。
またコストについて、バイオブランは300ドル程度しかかからなかったが、コントロール群は高額となった。
バイオブラン、優位にNK細胞を活性
では一体どのような作用機序でバイオブランはC型肝炎ウイルスに効果を発揮したのか。
まず免疫細胞の中でもNK細胞とCD8陽性T細胞という2つの免疫細胞が重要である。この2つの細胞は24時間我々の体内で異常細胞がないかをパトロールし、異常があれば直接対決して死滅させるという役割を果たす。
また同じく免疫細胞の中でもCD4陽性T細胞などはインターフェロンを産生することによってウイルスやエラー細胞と戦う。この自ら産生するインターフェロンは当然100%ピュアで副作用の心配がない。
しかし医薬品としてのインターフェロンは99%ピュアであっても残りの1%がそうでないと問題となる。
NK細胞には2種類の顆粒グランザイムとペリフォリンが含まれている。エラー細胞やウイルスなどの標的と対峙すると、この顆粒が細胞から飛び出して標的細胞の中に侵入し、爆発することで標的細胞を死滅させる。
バイオブランを投与することにより、この顆粒が増えることが分かった。また、何もしないNK細胞とバイオブランを投与したNK細胞では、バイオブランを投与したほうがグランザイムの量が明らかな優位差を持って増えることが分かった。
これらのことから、バイオブランはC型肝炎の新規治療法の一つとして有効であるということ。また、安価で毒性がないということがいえる。これは米ぬか由来のサプリメントがウイルスを攻撃するという歴史上はじめての朗報である。
バイオブラン、胃がん予防の有効性示唆(マウス実験)
次に胃がんについてバイオブランはどのように有効であるか。試験デザインとしては10匹のラットに発がん物質を2週間投与、その後がんが発現しやすいように4週間塩化ナトリウム(食塩)を投与、約6ヶ月あたりから胃がんが発がんするようにラットを準備した。
バイオブラン群にも同じように発がんモデルラットを飼育するが、塩化ナトリウムにバイオブランを加えたものを投与することで、両者を比較した。するとがんの前段階であるディスプレイジア(異形成)が前者のラットでは60%起こったのに対し、後者では30%しか起こらなかった。
最終的にがんに至ったのは前者で20%、後者は8%で胃がんの予防にバイオブランが有効であることが示唆された。同じく胃がんの発現状態を診ることのできるKI67という腫瘍マーカーを用いて調べたところ、前者は50%、後者は38%であった。
バイオブラン、効果が一時的ではなくハイレベルで維持
家族歴や食べ物による胃がんの心配がある場合にバイオブランを摂ることや、キムチなどの高塩蔵食品を摂取することが多い場合にもバイオブランを摂ることが望ましいといえる。
バイオブランを投与することで、がん細胞が進行するのをブロックする可能性があることが示唆されている。またバイオブランはアポートーシスの働きを促進させることも報告されている。
アメリカではすでに500種類以上もの免疫強化物質BRMsが報告されている。中でもバイオブランが他と違うのはその効果が一時的ではなくハイレベルで維持される点にある。
・
・