2016年機能性表示食品市場、1,000億円超え予測
2015年4月に施行され、6月に第1号商品の発売がスタートした機能性表示食品。昨年の12月までの約半年で市場を約306億円まで伸ばしたという(機能性表示食品には生鮮食品も含まれるが、生鮮食品は除く93品の調査)。
健康食品市場は昨年2兆1529億円規模となった。そこに占める機能性表示食品の割合は1.4%ということになる。
今年2016年5月時点で予測する2016年の機能性表示食品市場の視点から見ると、非常に良いスタートといえそうだという。ちなみに2016年の機能性表示食品の市場規模は1,000億円を超える見込みで前年比327%が予測されている。
今年1年で200商品以上が販売される見込み
今年1年で商品も200商品以上が販売される見込みで、おそらく現時点で市場規模も商品数も5月の予測を上回る勢いになっているという。ちなみにトクホ商品はスタートから25年経過しているが、昨年の市場が3826億円で2016年もほぼ横ばいとみられている。
機能性表示食品の商品数は1000以上になり、健康食品市場でも17.9% を占める。このスピードで行けば機能性表示食品が追いつく日も遠くなさそうである。
健康関連市場、特に健康食品市場は、ずっと右肩上がりの市場ではある。増税後はやや停滞し、2015年は前年比割れする予測もあった。
しかし、2015年は再び拡大しており、市場活性という点ではこの新制度は十分評価できるという。
機能性表示の「明らか食品」は21%に
2016年の特徴としては、健康食品市場の中でも特に機能性表示食品における「明らか食品」が増えていることが特徴。健康食品といえば、錠剤サプリメントかドリンクタイプがメインだが、今年は「明らか食品」が21%程度を示す見込みで、これも機能性表示によって生まれたトレンドといえる、と解説。
この1年半の総括で、「機能性表示食品は本当に売れているのか」「消費者は認識して購入しているのか」「特定の商品だけが売れているのか」についてはどうか。
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