2017年流行りそうなスーパーフードトップ10
ここ数年「スーパーフード」や「機能性」という言葉が定着しつつあるが、こうしたキーワードこそがまさに食のトレンドを示している。
健康意識が高まり「何をどのように食べるか」を消費者は一層気にする傾向にある。そうした時に「スーパーフード」や「機能性」と書かれた食品を選ぶ人が増えている。この傾向は来年以降ますます強まることが予測される。
そうした中、2017年はどんな食品が新たなブームを起こすのか。講演では2017年にヒットしそうなスーパーフードトップ10と注目の機能性食品を紹介した。
そもそもスーパーフードとは「食歴が長く、古来より人々の健康に寄与してきた食品であり、それによりその安全性や効果に信頼がおけるもの」と定義されている。
来年流行りそうなスーパーフードトップ10は以下であると勝山氏は紹介。
第1位「レッドフルーツ」
アセロラやコジベリーのようなレッドフルーツは美肌、美白、アンチエイジングに必須のスーパーフードとして既に知られている。
これまでジュースやピューレでの販売が多かったのでそこまで広まらなかったが、今年から来年にかけて使いやすいパウダータイプが登場しているため、スムージーや料理、コスメにも使用されるようになり、来年はさらなるヒットが予測される。
抗酸化や腸内環境改善素材も
第2位「青いスーパーフード」
代表がスピルリナ。スピルリナから抽出されるフィコシアニンと呼ばれる青い色素はポリフェノールの一種で、着色料としても活用できるため、これまでの人工着色料が天然色素に切り替わることに大きな影響を与えそうだ。
第3位「酸化しないスーパーオイルCOME NUKA」
良質な油の健康作用が認知されるようになり、油を調味料やトッピング、あるいはドリンクとして使用する人が増えている。
油といえば酸化のデメリットがあるが、酸化しない米ぬかオイルはコレステロール低下作用も兼ねそなえ、国内外で急速に需要が増えている。COME NUKAとして海外からの注目も熱い。
第4位「MUGIGOHAN」
COME NUKA同様、ジャパニーズスーパーフードの一つである「大麦(もち麦)」は水溶性食物繊維が豊富に摂れ、腸内環境を改善することが期待され、海外でもすでに人気が出始めている。白米と混ぜて炊くご飯としてだけでなく、スープの具材やトッピングとしての利用なども可能だ。
第5位「プラントウォーター」
2020年のオリンピックに向けて国内ではスポーツニュートリションへの注目も高まるが、すでに人気のココナッツウォーター同様、メープルウォーター(カエデの木)やバーチウォーター(カバノキ)といった樹木から取れる液体が、ミネラル豊富で無加糖なのに程よい甘みがあるため、新たなスポーツドリンクとしても注目される。
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