植物性プロテイン、動物性に比べ4倍以上の市場の伸び
プロテイン市場は世界的にもシェアが拡大しており、特にスポーツ栄養補助食品としては十分に認知されている。今後もスポーツ市場でプロテインの成長が見込まれている。
Nature Zenはカナダの会社だが、カナダでは4人に1人が食品購入時に「食品表示」を確認し、たんぱく質の含有量をチェックするという調査結果もあるほど、一般消費者もたんぱく質についての意識が高まっているという。
そして、同じプロテインでも植物性プロテインが動物性に比べ、ここ数年で4倍以上に市場を拡大しているという。
とくに、ライスプロテイン、ビーンズ(えんどう豆)プロテインは人気で、これらのプロテインを利用したピザ、ドーナッツ、クッキー、スムージーなどのレシピがSNSにも大量にアップされているという。
食の欧米化による健康被害
なぜ植物性プロテインに注目が集まっているのか。日本で今問題となっている「食の欧米化による健康被害」だが、欧米ではすでに何年も前に同じことを経験していた。
何年も前から食事改革による健康への取り組みが行われていた。そうした流れの中で、植物性プロテインが需要を高めていった。
またコレステロールやアレルギー成分が含まれず、オーガニックであり、環境にも優しい。まさに時代が求めている商品であったという。
当然日本にも同じような流れが起こるはずで、すでに日本人は4人に1人が肥満傾向であるともいわれ、コレステロール値については欧米人を抜いたと報告されている。
さらに日本でもオーガニックやエコ、アレルゲンフリーといったキーワードは人気を集め、大きな市場を形成し始めている。
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