肌の乾燥や潤い表記、機能性表示食品で可能に
同社では、世界中の植物由来成分のさまざまな生理活性機能を多角的に評価し、独自の機能性評価方法で臨床試験など行っている。
セミナーでは、同社が手がける、以下の5つの機能性関与成分と6つのヘルスクレームを紹介した。
1、 オリザセラミド
オリザセラミドの関与成分名は「コメ由来グルコシルセラミド」で、米ぬか及び米胚芽から抽出、精製されている。
表示できる機能性は「顔や腕などの露出の多い部位の水分を逃げにくくし、肌の潤いを守るのを助ける機能がある。肌が乾燥しがちな方に適している」というもの。推奨摂取目安量は1.8mg/日となっている。
肌の乾燥や潤いに関するヘルスクレームはトクホでは認められておらず、機能性表示食品によって可能になったもので、市場のニーズも高い人気の成分であるという。
ギャバ、「ストレスの軽減」「血圧の正常化」
2、オリザギャバ
オリザギャバでは2つのヘルスクレームを獲得している。ギャバは動植物に幅広く分布するアミノ酸の一種で、脳の神経に働きかけ、脳の血流を活発にしたり、脳細胞の代謝機能を促進させる。
同社では米胚芽にギャバ(γ-アミノ酪酸)を高濃度に富化させる技術を確立、ギャバ富化米胚芽には血圧上昇抑制作用、中性脂肪低下作用、精神安定作用があることを確認しているという。
機能性表示食品の関与成分名は「GABA(γ-アミノ酪酸)で、表示できる機能性は「デスクワークに伴う短時間の精神ストレスの軽減及びリラックス」と「血圧が高めの方の血圧を正常に維持する」の2つとなっている。
摂取目安量は前者が28〜100mg/日、後者が12.3mg/日。「100%胚芽由来」というのがオリザギャバの一番のセールスポイントで、同社の中でも10年以上の歴史を持つ、安全性の高い機能性成分の一つであるという。
生コーヒー豆エキス、糖尿病や肥満の予防に
3、生コーヒー豆エキス
生コーヒー豆エキスの関与成分名は「コーヒー生豆エキス由来クロロゲン酸類」。表示できる機能性は「肥満気味の方の体重及びBMIの増加を抑制する機能があることから、体脂肪が気になる方及び肥満気味の方に適している」で、推奨摂取目安量は180mg/日。
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