ビートルート、血圧や心血管疾患のリスク軽減
同社では、インドの伝統的なハーブ素材を中心に健康食品原料や化粧品原料などを開発し原料提供を行っている。最新の注目原料として新たな3成分を紹介した。
いずれもスポーツニュートリションとして活用できるもので、アスリートサプリメント市場が活況の現在にぴったりのアイテムであるという。
まず1つめが、ビートルートの抽出物「サビート」。ビートルートは見かけは赤カブのようだが、ほうれん草と同じアカザ科の植物である。
最近、レッドビートという呼び名でスーパーなどでも販売され、特にボルシチに使われることでよく知られるようになっている。
ビートルートには硝酸塩が多く含まれている。硝酸塩は植物が土壌から窒素を吸収する時の形で、植物のアミノ酸やタンパク質はこの硝酸塩を基に合成される。
ちなみに、ほうれん草やレタスも硝酸塩が豊富だが、硝酸塩は血圧を下げたり、心血管疾患のリスクを軽減することが報告されている。
運動後の心拍出量が有意に低下
硝酸塩は人の体内に取り込まれるとNO(一酸化窒素)に変わる。NOは血管を拡張させ、血管や血液関連の疾病リスクを低下する。
このビートルートから抽出される硝酸塩を2%で規格化したものが「サビート」であるという。
すでにビートルートにも血液や血管に対する有効な働きがあることは多数報告されており、筋肉痛や運動による筋疲労、炎症にどのような効果があるのかを臨床によって調査したという。
試験内容はランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー比較試験で、18〜55歳の健康な男性20名を2グループに分け、1日5gのサビートまたはプラセボを運動前に摂取し、運動後の心拍出力を調べた。
その結果、サビート摂取群は運動後の心拍出量が有意に低下することが確認できたという。
つまり、運動による疲労そのものが減少し、炎症が緩和されたり、筋肉のダメージが減少することが示唆されたという。ビートルートと同様の赤紫の粉末はタブレットやドリンクに使用しても見た目にも良い仕上がりになるのでオススメであるという。
ダイジェザイム、5種類の酵素活性
次に「ダイジェザイム」。ダイジェザイムとは小麦ふすまの発酵エキスを酵素活性を持った形で規格化、ホワイトの粉末でカプセルでも打錠でも使用できる。
3大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂質の分解酵素活性を含む他、以下の5種類の酵素活性を持っているのが大きな特徴である。
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