グルコシルセラミド、皮膚のバリア機能の向上
同社は、機能性素材で健康寿命の延伸に貢献したいと考え、オリーブ果実エッキス、ニップンバミスエキス、小麦ふすま(ブラン)、小麦若葉(ウィードグラス)などの機能性成分を研究開発製造している。
とくに今注目され、人気の高い成分が「グルコシルセラミド」と「アマニ」であるという。
グルコシルセラミドは植物由来(コメ)のグルコシルセラミドで、これまでの研究成果により「経口摂取による皮膚保湿効果」「アトピー性皮膚炎緩和作用」「免疫賦活作用」「大腸腺腫誘発抑制効果」「結腸がん細胞でのアポトーシス誘導」「美白(メラニン生成抑制)作用」などが報告されている。
中でも経口摂取による皮膚保湿効果は、グルコシルセラミド1.2mgを6週間経口摂取することで、表皮角層の水分量が有意に上昇し、水分蒸発量は減少することから皮膚のバリア機能の向上に役立つことが分かっている。
サプリメントや化粧品など幅広い用途
すでに機能性表示食品においても、グルコシルセラミドは人気成分として多くの商品に配合されている。
実際、同社が手がける「潤ツヤセラミド」は機能性が「肌のバリア機能(保湿力)を高める」となっている。
届出表示は「本品には米由来グルコシルセラミドが含まれます。米由来グルコシルセラミドは、肌のバリア機能(保湿力)を高めることが報告されています。肌の乾燥が気になる方に適した食品です」というもの。
1日の摂取目安量は2粒(1800μg)という設計で販売されている。
同社のグルコシルセラミド素材は原料に、米だけでなく、とうもろこし、小麦などもあり、どのセラミドも加工しやすく安定性が高いことから、粉末・乳化液などの形で利用できるため、用途も菓子、麺、パン、惣菜、飲料、乳製品、サプリメント、化粧品と幅広いことが人気の理由だという。
アマニ、抗酸化成分のリグナンが豊富
次にアマニ(亜麻仁)は、亜麻仁科植物の種子で、英語ではフラックスシードと呼ばれる。ここ数年、知名度をあげた健康食材の一で、この種子の中にはオメガ3油が豊富に含まれている。
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