腸内細菌の状態を良くして、「腸を若く」
腸を若く健康に保つと、腸内毒素の発生を抑え、免疫を高め、多くの病気の予防に役立つ。
しかし腸の若さとは皮膚や内臓の「若さ」とは違うことを理解してほしい、と同社代表の樋口氏はいう。
腸内の細胞は常に代謝を繰り返し、どの細胞も2〜3日おきにダイナミックに生まれ変わっている。つまり腸とは時間軸で捉えると「いつも若い」臓器であるともいえる。
では本当の意味で「腸が若い」とはどういうことか。
腸内細菌は大きく3種類に分けられるが、「日和見菌」とされる腸内細菌が「善玉菌」に加勢している状態、こうした腸内細菌の良い状態を「腸が若い」といえる、と樋口氏。
逆に言うと、「老化した腸」とは、日和見菌が悪玉菌に加勢した状態のことである。
その場合、悪玉菌が善玉菌を駆逐し、腸管組織を破壊したり、炎症を起こしたりする。
また悪玉菌が増えることでアンモニアや硫化水素、フェノールといった毒素が生じ、さまざまな病気の原因になる。
高純度結晶セルロースの食用炭を開発
炭は昔から日常生活の中でも脱臭や場の浄化などに利用され、「吸着力が高い」という特徴がある。この特徴を生かし、同社では「食用の炭」を開発したという。
食用炭を作っている企業は他にもあるが、同社の食用炭の特徴は原材料にある。
竹や松といった一般的な植物は使用せず、医薬品や食品に使われる「高純度結晶セルロース」を素材にしているという。
一見、竹や松といった植物を素材にした方が安全であるように思われるが、植物は育った場所によっては安全性が低く、農薬が高濃度に含まれていたり、ヒ素や鉛といった重金属が多く含まれることがある。
つまり原材料が生育環境や採取時期によって変化するため、同じ品質の吸着炭を安定的に製造することはできない。
そのため原材料を「高純度結晶セルロース」に、製造方法についても「非賦活炭化法」という独自の技術を開発した。
これにより、不純元素が極めて少なく安全性の非常に高い「ダイエタリーカーボン」が誕生したという(※変異原性試験、急性毒性試験、連続投与毒性試験、発ガン性物質の検査などクリア)。
ダイエタリーカーボン、腸内有害物質を排出
実際、この食べる炭「ダイエタリーカーボン」を摂ると、腸内で生成される二次胆汁酸、インドール化合物、アンモニア、食事由来AGEsなどが吸着され排出されるという。
ダイエタリーカーボンを摂取した後に便を検査すると、便は酸性になる。
ビフィズス菌や乳酸菌を摂取していなくてもこれらの善玉菌が便から増加した状態で検出されるという。
これは、腸内の悪玉菌や悪玉由来の有害物質を吸着し、腸内環境が正常化したことで、日和見菌が善玉菌(プロ・プレバイオティクス)に加勢し、善玉菌を摂取しなくても増加することを意味する。
・
・