日本人はシリカ不足
シリカはケイ素ともいわれる、ミネラルの一種である。英語でsilicaまたはsiliconと表記される。「土の王様」という異名を持ち、地球上で2番目に多い元素である。
また地球の60%以上はシリカでできており、私たちの細胞に含まれるミトコンドリアにもシリカが含まれ、生命の維持に不可欠な物質であることが知られている。
食品では、昆布、ほうれん草、ハマグリ、とうもろこし、らっきょう、ゴマ、大根、などに多く含まれている。
シリカは体内で作ることができないため、食品から摂取するしかない。特に日本人はシリカ不足が指摘されている。
天然のもみ殻でシリカの商品化に成功
シリカ不足は主要ミネラルの不足を意味する。そのため、骨や血管がもろくなったり爪や髪の毛が弱くなったり、脳の視床下部の松果体の働きが悪くなり、体内時計やホルモンなどの異常が起こる。
ナイストレーディングカンパニーでは、天然のもみ殻から純精製した微粒子シリカの商品化に成功したという。
国産の無農薬の稲から採取したもみ殻を非燃焼(熱を使わない)技術で粉砕化し、「もみ殻」という素材を生かした。
これにより食物繊維の含有量が100g中64gと非常に高含有で、シリカも24g含まれるという、非常にバランスの良いパウダーになっているという。
「もみ殻由来のシリカパウダー」は、もみ殻が非常に硬質で、これまではあらびき胡椒のレベルまでしか粉砕できず、パウダーにすることは不可能といわれてきた。
3ミクロンの粉末化に成功
同社では、2011年から開発を繰り返し、3ミクロンの粉末にすることに成功。その成分構成から「ファイバーシリカ」と名付け、天然の恵をそのまま摂取することを可能にしたという。
ファイバーシリカの最大の特徴は「栄養素が豊富である」こと、そして「不溶性」ということ。
もみ殻100%の粉末は他にも作っている企業もあるが、製造過程でもみ殻を燃焼加工しているため水溶性となっており、体内の滞在時間も短い。
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