飲酒でアセトアルデヒトなどの毒素が発生
健康診断で、メタボや高血圧、肝臓の数値を指摘され、酒との付き合い方を考える人も少なくない。
酒は適量であれば百薬の長といわれるが、アルコールの摂り過ぎはやはり肝臓に負荷がかかる。
アルコールを摂取すると、速やかに小腸で吸収され、肝臓に蓄えられる。
アルコールの分解過程で、アセトアルデヒトや活性酸素といった毒素が発生するため、肝硬変や肝臓がんのリスクも高くなる。
そもそもエタノールやアセトアルデヒトは、WHOの調査機関でも発がん性物質であると指摘している。
アルコール対応商品、一定の市場規模に
東洋人(特に東アジア)は欧米人に比べ、アセトアルデヒトが分解出来ず、体内に溜め込む人の割合が多い。
日本人の2人に1人、あるいは3人に1人は、アセトアルデヒトがスムーズに分解できない体質であると推定されている。
こうした体質の人は微量のアルコールでも、顔面紅潮や動悸、吐き気、眠気、頭痛といった症状が起こることがわかっている。
アルコールに決して強いとはいえない日本人は、二日酔いやアルコール代謝に良いとされる素材にも意識が高いようだ。
例えば、ウコン(クルクミン)やしじみ(オルニチン)が代表的なもので、これらは一定の市場規模となっている。
アンフィス、食経験の長いハーブ
ここ数年、お酒を飲む人のサポート成分としてスルフォラファンが注目されている。
このスルフォラファンやクルクミン、オルニチン以上に食経験が長く、アルコールに良いとされる成分にアンフィスがある。
アンフィスは和名をセンシンレンといい、漢方薬やアーユルヴェーダでも使用されている。
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