オレアノール酸、7つの薬理効果
オレアノール酸はブドウの果実表面に見られる白い粉として知られ、多くの人には農薬やカビと勘違いされやすい。
ブドウの場合は、オレアノール酸が生成され、果皮の表皮をコーティングするような恰好になっている。
これにより病原菌の感染の予防や鮮度保持を行うなど、ワックスのような役目を果たしている。
こうしたオレアノール酸の機能性について、多くの専門家が研究を進めており、現在7つの薬理効果が認められているという。
化粧品素材などにも利用
まずは「肝機能保護作用」。これについては、中国では医薬品と同レベルに扱われ、エビデンスも豊富。摂取したオレアノール酸が肝臓で重金属の解毒を促すことがわかっている。
そして「血糖値上昇抑制作用」。これはオリーブの葉をかじったり、食したりしている人に糖尿病罹患者が少ないことが研究で明らかになってる。
他に「心血管疾患抑制」「抗炎症」「皮膚に対する作用」「抗がん作用」「抗菌作用」などの作用がラット試験や臨床試験で報告されている。
オリーブオイルの健康効果については一定の認知度があるが、オリーブの葉についても今後認知度を高めていくことで、新たな健康素材としての市場を狙える。
すでにオリーブオイルを愛用している人からも受け入れられやすい。また、様々な薬理作用があり、食品以外にも化粧品素材などで利用できるメリットがあるため、今後の商品展開を期待してほしいとした。
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