「最も貴重」とされる位置付け
株式会社IHMでは日本で唯一、パロアッスルを輸入販売している。
パロアッスルとは、南米のパラグアイに自生するハーブである。パラグアイは大自然のままの環境が残っていて、ハーブの宝庫でもある。
パロアッスルはパラグアイの中でもチャコ地方という限られた地方にのみ自生し、非常に稀少性が高く、現地では伝承的に煮出し茶として飲用されている。
チャコ地方はパラグアイの中でも寒暖の差、雨季と乾季の差が激しく、土壌に含まれるミネラル濃度も濃い。
そのため、自生できる植物も限られているが、パロアッスルはそのような過酷な環境の中でも花を咲かすことができ、ハーブランクでも「最も貴重」とされるレベルに位置付けられている。
パロアッスルが採取される現地には、ピューマやジャガーといった野生動物も生息しているため、人は住んでおらず、農薬や汚染等とも無縁な環境である。
血糖値の上昇抑制などが報告
IHM社では伐採地域を限定し、ロットごとにトレーサビリティの確保や十分な安全検査を行い、採取したパロアッスルは乾燥粉末にして日本に輸入しているという。
1995年から日本にパロアッスルが入ってきており、これまでに国内のさまざまな研究機関やクリニックなどと共同研究を行っている。
パロアッスルには「セスキテルペン5種類」「トリテルペン」「オレアノール酸」「ウルソール酸」「クマリン誘導体」「ミネラル(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム)」などが主な成分として含まれている事が明らかになっている。
お茶として加工した場合はノンカロリー、ノンカフェインである。
またパロアッスルを摂取することで、血糖値の上昇抑制、体重の減少、善玉コレステロールが増加し悪玉コレステロールが上昇、といった作用が多数寄せられている。
どのようなメカニズムでこれらが起こっているのか、作用メカニズムを解明するべく、大学機関を中心に現在も多数の共同研究を進めているという。
抗肥満作用やインスリン抵抗性改善作用
パロアッスルの作用の中でも注目されているのが、抗肥満とインスリン抵抗性改善で、今回、千葉大学大学院との共同研究で解明されたメカニズムについて解説した。
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