実際、ビフィックスを摂ると、すぐに胃と腸でビフィズス菌の増殖がはじまり、速やかに腸内全体のビフィズス菌量も増えていく。
増えたビフィズス菌は翌々日から排泄が始まるが、排泄が始まる前にビフィックスを取り、腸内の善玉菌が優位の状態を保っておけば、便通については約1週間で改善が見られ、14日目には短鎖脂肪酸が増加、1ヶ月で悪玉菌が優位に減少、2ヶ月で内臓脂肪の低下が見られるという。
ちなみにビフィックスは「便通改善」で機能性表示をしているが、「内臓脂肪の低下」については、エビデンスはあるものの他社の二番煎じになるため申請していないという。
腸年齢が若返る
また、同社では社内から「腸内フローラって結局何?」という意見が複数あったことから、今春から「腸年齢」をキーワードとして新たなキャンペーンや広告を打ち直しているという。
「腸年齢」は腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスと実年齢との掛け算で算出するが、「肉食女子ブロガー」や「社内の健康意識の低い40代男性(女性)」など、腸年齢が実年齢より低そうな層の人たちに協力してもらい、ビフィックスを継続摂取した後にどのような変化が起こるかを測定した。
その結果、「肉食女子ブロガー54名」については腸年齢が平均で7歳若返り、「社内の健康意識の低い40代男性(女性)70名」については、腸年齢が平均で5.4歳若がえったという(いずれも約2週間の調査)。
腸内環境がさまざまな疾病に関与
よく知られているように、加齢とともに腸の中で善玉菌の数は減少していくが、これによって腸の老化が起こると考えられている。
腸が「老化」したからといって、特定の病気になることはまだ解明されていないが、腸内環境がさまざまな疾病の発生に関与していることや、近年では性格や体質との関係も指摘されている。
TVや雑誌などのメディアでも「腸内フローラ」という言葉はよく聞かれるし、腸内フローラの検査もより手軽にできるようになってきている。
消費者は幅広いため、腸内フローラやビフィズス菌の働きについてよりわかりやすく啓蒙していくことが、商品の売り上げや新製品の開発に役立つのではないかとまとめた。
・