赤ショウガエキス、関節の炎症や痛みが抑制
日本人の高齢者の多くが関節炎に悩まされており、国民病ともいえるほどである。
関節素材としてはグルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン、U型コラーゲンなどが利用されている。
赤ショウガエキスは関節サポート素材で、インドネシア、マレーシア、インドなどが原産地で、現地ではショウガ湯やシロップ、ソースなど一般的に利用されている。
関節炎で生じる痛みはマクロファージが過剰に分泌されることによって生じる。
赤ショウガエキスには炎症の進行や痛みの原因となるNOやPGE2と呼ばれるマクロファージからの発生物質を抑制する作用がある。これにより炎症と痛みが抑制されることがヒト臨床試験でも報告されている。
また、既存のグルコサミンやプロテオグリカンとの相性も良いため、成分の差別化だけでなく、相乗効果を狙い、既存の商品への添加も効果的であるとした。
オリザプロテイン、米由来プロテイン
オリザプロテインは米由来プロテインで、アレルギー表示が不要であるという。
また、タンパク質の含有量が70%以上で、必須アミノ酸を豊富に含み、「ウエイトコントロール」「筋肉増強」「コレステロール低下作用」などが期待できるという。
乳たんぱくや大豆たんぱくも栄養価は高いが、安全面で、遺伝子組み換えでない米由来というのが最大のメリットといえる。
また米由来であるため、他のプロテインと比較しても必須アミノ酸含有量が最も高い。
さらに、オリザプロテインを摂取することで、CPT-1という遺伝子の発現が促され、脂肪代謝が起こり、脂肪蓄積が抑制される
つまり加齢に伴う体重増加が抑制されるという機能を持つ。
BMIが25〜30のやや肥満傾向にある30〜50代の女性20名を対象に二重盲検群間比較試験を行った(1日1gの摂取を8週間、軽度のウォーキングを併用)。
その結果、オリザペプチド摂取群の方には皮下脂肪面積、内臓脂肪面積ともに有意な減少がみられ、体重の減少も報告された。特に二の腕や太ももの周囲も減少したという。
オリザ油化では、アクティブシニア層やスポーツ愛好家に向け、加齢に伴う身体的変化(フレイルやロコモ)をカバーしながら筋力増加や減量を実現する素材を用意している。今後の研究や応用にも注目してほしいとした。
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