もちろん医薬品治療との併用でサプリメントを摂取してもらっているが、相互作用が見られたケースもなく、安全性が高いことも分かった、と久野氏。
血圧降下、解熱などで古くから利用
ミミズは、人類の歴史よりも遥かに古い、5億年も前から地球に存在し、何度も激変した地球環境を生き抜いてきた強い生命力を持つ。
ミミズは代謝能力が高いため、1日に体重の1/3もの糞を排泄し、1年間に1000倍という繁殖能力も持つ。
LR末の主成分である「ルンブルキロナーゼ」は元宮崎医科大学の副学長により食用赤ミミズから抽出された酵素だが、ミミズは古来より漢方薬として用いられてきた。
また、民間薬としても血圧降下、解熱、鎮痛・疼痛抑制などで長く利用されてきた。
近代医療と代替医療を戦略的に組み合わせる
LR末の主な機能性成分はルンブロキナーゼと考えられているが、ミミズそのものが持つ複雑な構造やパワーについてまだまだ明らかになっていない部分も多く、ルンブルキロナーゼの一次構造も明らかになっていない。
そのため、食用ミミズを特殊な技術で養殖飼育し、自社工場で粉末化したLR末には、ルンブロキナーゼプラスαのパワーがあるのではないか、と久野氏。おそらく、同じく血管を傷つける糖尿病や高血圧症などの患者さんにも勧められるのではないか、と期待を寄せる。
今や、誰もが元気な100歳を目指す時代に突入しているが、そのためにも近代医療と代替医療を戦略的に組み合わせ、定期的な検診と、それに基づいた食事・運動の計画と実行が必要である。
これ加えて、血液の健康状態を考える、血管のメンテナンスをする、ということも考えて欲しいと久野氏はまとめた。
・