クマイザサに22種類の乳酸菌
クマザサは、日本の固有種であり、「ジャパニーズハーブ」ともいえる優れた原料資源である。そのクマザサには99種類もの品種が見つかっている。
中でも「クマイザサ」は食物繊維が豊富で、アミノ酸のバランスも優れ、独特の甘みを持つ青汁の新素材として注目されている。
ユニアル社では親子3代にわたりクマイザサの研究を行ってきた。50年に渡る研究の集大成として「クマイザサ由来乳酸菌」を開発し、本展示会にて初披露した。
クマイザサはさまざまな共生菌が付いた状態で自生しており、それがクマイザサの成長にも良い影響を与えているという。
その共生菌の中には乳酸菌が含まれるが、自然環境に恵まれた安全性の高い北海道・大雪山のそばに自生するクマイザサには、22種類もの乳酸菌が確認できたという。
「免疫誘導活性」が見られる乳酸菌
この22種類の乳酸菌をスクリーニングし、乳酸菌として培養活性が高いものを6株選び、さらにこの中から「免疫誘導活性」があるものを選抜したところ、2種類の「ロイコノストック属」の乳酸菌を突き止めることができた。
「免疫誘導活性」が見られるということは、NK細胞やT細胞の活性を促すIL-12誘導活性やIFN-γの誘導活性があるということで、免疫のバランスを整える効果が期待できる乳酸菌であるという。
特に、私たちが強い免疫を維持するには「Th-1」と「Th-2」のバランスが大切とされるが、ストレスフルな現代人はTh-2に傾きやすい傾向にあり、これがさまざまな免疫疾患罹患者の増加と関係あるとされている。
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