これはギャバの摂取が睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立っていることを示すもので、実際に、睡眠時の脳波についても二重盲検クロスオーバー試験で検討したところ、ギャバの継続摂取で深いノンレム睡眠の時間が長くなることが確認された。
深いノンレム睡眠は疲労やストレス、加齢によって減少するが、ギャバの摂取はそれを有意に改善し、活力や活気が高まり、気力が改善するのではないか、と考えられる。
肌の弾力の低下が抑制
また新たな知見として、ギャバの継続摂取により、肌の弾力が正常に保たれ、季節の変化によって伴う肌弾力の低下が抑制されることも分かった。
ストレスや肌荒れを感じている女性を対象に「大麦乳酸発酵ギャバ」を8週間連続摂取してもらい、肌状態を非盲検、二重盲検平行群間比較試験で検討した。
その結果、「大麦乳酸発酵ギャバ」の継続摂取群は、摂取4週間あたりから肌の弾力が改善され、10月〜12月という季節の変わり目でも肌の弾力を大きく失わずに維持することが分かった。
また、細胞試験で、正常なヒト神秘線維芽細胞に「大麦乳酸発酵液ギャバ」を添加した試験を行った。その結果、細胞内ではエラスチン遺伝子の発現が増加し、エラスチン量が有意に増加していることが確認できた。
肌のターンオーバーが活性化
さらに、ギャバを摂取することで副交感神経が有意になり、深い眠りが得られることで成長ホルモンが分泌しやすくなる。すると肌のターンオーバーが活性化し美肌作用が得られることが分かった。
また、副交感神経有意でストレスが低減することでも、血管が拡張しターンオーバーが活性する。このようにギャバの摂取により複数のルートから美肌効果が得られることが確認できた。
この他、ギャバそのものに肌の繊維芽細胞を活性する力も確認されており、これらが相乗的に働くことで、高い美肌効果が得られると考えられるという。
「大麦乳酸発酵液ギャバ」は血圧降下やストレス低減作用などのヘルスクレームも記載できる。ギャバの中で差別化を図るのに効果的な成分といえる、とまとめた。
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