「バーテックスIG20」はパン酵母由来の豊富な旨味成分を含有した酵母エキスで、最初は味にパンチを加え、中盤で味に厚みを与え、後味を長引かせるという呈味パターンを持つ。そのため、ラーメンやうどんのスープに少量添加するだけでも素材本来の旨味を底上げするという。
他にも効果的な使い方として「カレー」に使用することでスパイシー感がアップする。
価格が高騰しているジンジャーやガーリックなどのスパイス類、各種ペッパーの使用量が抑えられ、失われがちなスパイシー感を持続させることが可能だという。
「ビーフシチュー」に使用すると、余計な酸味を抑制し厚みも加わるため、煮込み感や熟成感が短時間で創出される。
原料高騰問題にも役立つ
こうした「余計な酸味を抑える効果」はさまざまなドレッシングにも応用できる。特に乳酸系の酸っぱさを抑えるためpH調整にも効果的という。
また、「ブイヤベース」などの魚介スープに利用すると、魚介の旨味が底上げされるだけでなく、魚介感が増す。特に魚介は煮込むことで、魚介感が失われがちだが、その維持にも役立つ。
また、減塩は食品業界の課題となっているが、減塩することで失われがちな「美味しさ」や「物足りなさ」も「バーテックスIG20」を添加することでバランス調整され、満足感がアップする。減塩で用いられる塩化カリウムの苦味を抑制する効果もある。
このように、さまざまな機能性があり、和洋中のすべてに使用でき、わずかな量を添加するだけで品質改良や味のバランス改善などに効果的である。原料高騰対策にも役立つため、商品開発に役立ててほしい、とまとめた。
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