日清食品が保有する乳酸菌株のスクリーニングテストでも、摂取することで「肌のヒアルロン酸量が増加するのではないか」という観点で行なったところ、N320乳酸菌にヒアルロン酸産生促進機能があることが分かった。
さらに、経口摂取しやすいようにN320乳酸菌の発酵液作成し、43人のボランティアを対象にプラセボ対象二重盲検ランダム試験を行なった。その結果、2ヶ月間の摂取で、頬だけでなく全身において、水分量の増加に有意差が見られた。
N320乳酸菌に色素沈着抑制効果
さらに、N320乳酸菌には色素沈着抑制効果があることも分かった。
1000種類の菌株のスクリーニング検査を「色素沈着抑制」で行なったところ、N320を投与した細胞には、紫外線を照射するとメラニン増加が抑制され、紫外線による炎症抑制作用も見られた。
また、N320乳酸菌をパウダーカプセルに加工し、同じくボランティアにプラセボ対象二重盲検ランダム試験を行なった。
その結果、ヒト試験においても色素沈着抑制作用と日焼けに対する炎症(赤み)抑制作用が有意に認められた。
「飲む全身エイジングケア」としての乳酸菌
高齢化社会が進む中、美容素材に対するニーズはますます高まっている。また美肌商材については「飲むスキンケア」へのニーズが高くなっている。
例えば日焼け止めも「塗る」だけでなく「飲む日焼け止め」を利用する人が増えている。経口摂取することで、顔周りだけでなく全身の肌に効果が期待できることや、手入れ時間が短縮できること、何より手間が少なく続けやすいことなどがその背景にある。
「N320=ヒアルモイスト乳酸菌」にはヒアルロン酸は含まれていないが、飲むことでヒアルロン酸を体内で作りだす、というこれまでにない美容ストーリーがあり、まさに時代のニーズにマッチしているといえそうだ。
N320乳酸菌は、「ヒアルロン酸を作らせる乳酸菌」として特許出願中で、オリジナル商品も開発している。「飲む全身エイジングケア」として時代のニーズにあった新たな乳酸菌にぜひ注目してほしいとした。
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