また、体内でどのように吸収され、骨のリモデリング(再構築)に取り込まれるのか不明なものが多い。
しかしプロテタイトはヒトの骨組織と非常に類似した構造をしており、視覚的にも吸収されやすさが確認できる。
実際、骨粗鬆症モデルマウスを60匹用いた試験では、プロテタイトによって骨密度が顕著に上昇する効果が確認されており、骨質の改善効果があることも確認できたという。
ヒト試験で、骨密度の減少を抑制
さらにビタミンK2についてもマウス試験を行ったところ、骨質において改善効果が認められたものの、骨密度への影響は限定的で、骨密度と骨質の両方には効果がないことが分かった。
ヒト臨床試験は、神奈川歯科大学付属の骨粗鬆症外来で、48歳〜74歳の女性ボランティア30名を対象に行われた。
その結果、プロテタイトの1年間の摂取で、加齢による骨密度の減少を抑制し予防する効果、骨質においても劣化を抑制、被験者は副作用が認められず安全性が高いことが認められた。
骨と肌の症状に相関関係
近年、「顔のしわ・肌質」と「骨密度」の相関性が注目されている。骨髄由来の「間葉系幹細胞」は、骨を作る「骨芽細胞」と真皮層(皮膚)を作る「皮膚線維芽細胞」のそれぞれの原料となっている。
骨の低下が起こっている時は、真皮の機能低下が起きている時でもある。骨と皮膚の機能低下が同じように現れるのは、元々の「間葉系幹細胞」が同じだからという説や研究論文が世界的にも注目されている。
つまり骨と肌の症状には相関関係があり、プロテタイトはコラーゲン含有成分でもあるため「肌」への機能性もアピールできるというメリットもある。
骨の健康というと、メインターゲットが高齢者になりがちだが、肌の機能性も考えればトータルアンチエイジング、トータルインナービューティーというコンセプトでプロテタイトを応用した商品開発も可能である、とした。
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