そのため、血糖値変動が最小で済むのが最大の長所で、エネルギーも長く持続し、しかも虫歯や下痢の原因にならない、といった優れた特性がある。
食後血糖値の上昇を抑える
パラチノースを規格製品化した商品「スローカロリーシュガー」は、機能性表示食品として春頃から店頭に並ぶ予定だという。
パラチノースが血糖値の上昇を抑えることで「満腹感が持続」「スポーツ時の低血糖を予防」「内臓脂肪を減少」「集中力を持続」といったことが明らかとなっている。
今回、「食後血糖値の上昇を抑える」というヘルスクレームを取得しているという。
パラチノースは「糖質の吸収をゆっくりにする」ことで糖尿病や肥満のリスク低減する。満足感とエネルギーが持続し、消化吸収のメカニズムは体にも優しい。
このことから、現在「スローカロリープロジェクト」と題し、スローカロリーの考えに賛同したさまざまな企業が、スローカロリーの商品開発や啓蒙など、普及に力を入れている。
質の良い糖質を上手に利用する
高島屋のスローカロリースイーツプロジェクトやスローカロリーおせちなども好評だ。
今後スローカロリーを普及させていくために「スローカロリー研究会」も立ち上げる。
現在は食品・飲料メーカーだけでなく、医療や保健指導従事者、学校給食の現場などにも浸透しつつある。
糖尿病や生活習慣病の罹患者が増えていることで、糖質の弊害が指摘されることが多い。しかし、糖質は和食の調味料として不可欠で、私たちの心や生活に潤いを与える重要な栄養素でもある。
これまでのように糖質をカロリーや量だけで考えるのではなく「質」で考え、質の良い糖質を上手に利用する。
そのことで、消化吸収の速度は緩やかになりインスリン分泌の無駄も抑えられ、生体機能には良いエネルギーと潤いになる。その鍵としてぜひパラチノースを利用してほしいとまとめた。
・