リコピン製剤の機能性表示取得を目指す
サンブライト株式会社はヨーロッパなど世界各国から天然由来の食品素材、機能性素材を輸入・紹介している。
トマトに含まれるカロテノイドの「リコピン」は国内でも人気の機能性成分だが、現在同社では、イスラエルのLYCORED社が手がけるリコピン製剤「Lyc-O-Mato」の機能性表示の取得を進めている。
「リコピン」は、トマトやスイカ、グァバやピンクグレープフルーツなどに豊富に含まれる黄色・橙・赤色の天然色素成分で、「アスタキサンチン」や「ルテイン」「ベータカロテン」と同じカロテノイドの一種。
カロテノイドは、植物が自身を守るために作り出す生体防御物質で、抗酸化作用など人の健康にさまざまな有用性があることが報告されている。
中でも「リコピン」は、ビタミンEの100倍以上といわれるほど抗酸化力が高い。
リコピン、過剰な活性酸素を除去
健康のリスク因子の一つに「活性酸素」があるといわれる。活性酸素はストレスや不規則な生活習慣、紫外線を浴びることなどで体内で過剰発生する。
この活性酸素の過剰な発生により、私たちの細胞は傷つき、修復がうまくいかなくなり老化が進む。
そのため、リコピンなど抗酸化力の高い成分を積極的に摂り、生体を防御することが望ましい。
1995年に設立されたイスラエルのLYCORED社はさまざまなカロテノイドの製造販売を手がけているが、中でもリコピン製剤「Lyc-O-Mato」は世界でトップシェアを占める。
原料には、品種改良された「リコピンリッチトマト」を用いており、通常のトマトより3〜5倍リコピンが多い。
また同品は、「天然トコフェロール」や「フィトエン・フィトフルエン」、「βカロテン」も含み、他のカロテノイドとの相乗効果も高い。
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